【個別】音楽科における評価の進め方

 7月に4年生の器楽題材で研究授業をされます先生が、指導案の検討にいらっしゃいました。前日に個別駆け込み寺公開の情報をまわすという急な対応でしたが、2名の先生が参加され、一緒に勉強されました。

 

 本日ご相談いただきました先生は、一昨日の土曜日が学校公開日だったために、今日が振替休日です。その振替休日を返上して、朝から指導案を書き上げ、夕方の駆け込み寺に持ってきてくださいました。先生の熱心さに、本当に頭の下がる思いがしました。

 

 さて、今回の指導案検討では、評価規準の設定の方法が一番の話題になりました。

 

 評価という教師の行為は、よりよい学習指導のために、指導と一体となっておこなわれるものです。

 子供たちの状態を看取って次の適切な指導方法を考える、教師が子供たちを賞賛することでその音楽室内に「何をめざせば良いのか」の目標が見えてくる、教師のコメントや反応をもとに、子供たちの中に音楽の良さや美しさを判断する感覚が自然に養われていくなど、よりよい音楽が実現されるための日常的な指導と一体となった行為が評価であると考えます。

 記録に残したり、成績をつけたりするのは、上記のような評価行為の過程で得た情報を利用するといった、いわば副産物といってよいでしょう。

 

 ですから、子供たちを、Aなのか、Bなのか、Cなのかと、成績をつけることだけを念頭に置いて、子供たちを判定することが優先されているような評価行為は、本来の評価の姿とは言えないと思います。

 

 本日も、8時間の学習の流れを考えながら、1時間に1つの評価規準を設定することを基本とし、できるかどうかにこだわらず意欲を高める場面、技能を看取って助け船を出す場面、工夫をしている話し合いを応援する場面などを判断して、評価規準を設定していきました。

 

 リコーダーのサミングの演奏の仕方を身に付け、楽しく2重奏をする姿が徐々に見えてきました。

 

 さらに、指導案を整えて、後日、2回目の検討をすることになりました。

 

※評価の話題に関連して、「メンバー専用」のナビゲーションに、熱田が作った資料を載せておきました。登録メンバーの皆様、ご活用ください。

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